うちのぷぅちゃん、昨年2017年の年末にALPの数値が高いと言われました。そこから現在に至ってます。
このALPの数値は気になるので再検査しましょう!
ということになり、投薬をしながら2週間に1度の血液検査をしてます。
ALP(アルカリフォスタファーゼ)という言葉自体を初めて耳にする方も多いのではないでしょうか。実は、病院で血液検査を行うとALPという欄があるのです。
いったいこのALPと言うのは何なのか、数値に現れる病気や今後の事が気になります。
今回はそんな犬のALPについて徹底的解説させていただきます。愛犬の健康のためにも飼い主さんは知識をつけておきたいですね。
目次
犬の血液検査でALPが高いと言われた!どんな病気が疑われるの?
まずALPとは、酵素でリン酸化合物を分解する働きの数値です。血液検査を行う際のチェック項目に含まれます。
正常値は20~150U/Lです。 うちのワンちゃんの動物病院での正常値は23~212 |
この数値よりも多い場合は注意が必要です。そして、このALPは肝臓に多く含まれています。
そのためALPが高いことで考えられる病気は、主に肝臓系や胆管系の異常が疑われます。
・肝臓系の病気
詳しい病名は感染症や肝臓病、膵臓炎などがあげられます。
これらは肝臓に痛めて炎症が起こり、その時にALPの数値も高くなります。
特に肝臓病には慢性肝炎、急性肝炎、肝不全、脂肪肝、肝硬変など種類があります。
すぐにでも対処しなければならないものもあるので血液検査でALPの数値が高いことが早期発見に繋がります。
・胆管系の病気
ALPは担汁とともに腸に排泄されます。しかし担汁の流れが悪くなるとALPが胆管で逆流したり、詰まってしまったりと体に不具合が起こります。
その時にALPの数値が高くなります。このような症状が起こる病気は、胆道感染症や胆石、胆泥症、胆管癌などがあげられます。
・骨系の病気
ALPは肝臓だけでなく骨にも多く存在するため、骨に異常が見つかればALPの数値にも変化が現れます。
詳しい病名は、骨折や骨腫瘍、癌が起こるとALPの数値も高くなります。また犬には起こりにくいですが骨粗しょう症でも上昇します。
・薬剤や化学物質の影響
ALPが上昇する理由は病気だけが原因ではありません。
この場合、病気を治すために使用する薬が原因です。特にALPが上昇しやすい薬剤は、ステロイド剤やフェノバルビタールなどがあります。
病気の例としては、クッシング症候群などがあげられます。副賢皮質ホルモンが増えすぎてしまう病気で、別名副腎機能亢進症とも呼ばれています。
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うちのぷぅちゃんはクッシングと14歳の時に診断されましたが、これがALPが高くなった一番の原因とは言わてませんでした。
このクッシング症候群は、薬剤投与(ステロイド剤)が主な治療法だということですが、私が通ている動物病院ではステロイドは推奨してません。
Elancoと言う薬をもらって毎夜飲んでます。
・妊娠
妊娠すると胎盤からALPが漏れ出すため、ALPの数値が高くなります。特に妊娠後期になればなるほどお腹が張り、胎盤も発達してくるのでよりALPの数値が高くなるのです。
ALPが高い場合の治療はする?放置するとどうなる?
ALPの数値が上がっている=身体のどこかに異常が発生している可能性があるということです。
妊娠などの嬉しいニュースの場合もありますが、反対に重い病気にかかっている可能性もあります。
ALPが高いと知っていて、まぁ大丈夫だろうと放置したままでいると病気が進行していき愛犬に苦しい思いをさせてしまいます。
手の打ちようがなくなる前に、飼い主さんができることは、まずは病院へ行き専門家の元で診察をしてもらってください。
そして薬剤投与を受けたり、栄養価のある食事を与えていきましょう。犬に余計な負担をかけないことが1番です。
まとめ~犬の血液検査でALPが高くなる原因など
通常の場合、ALPは主に肝臓などの臓器に多く含まれており、血液中にも少量のALPが含まれています。
ALPが含まれている臓器や血液に不具合が発生すると、ALPが他の場所に漏れ出しALPが量を適切に戻そうとして上昇してしまうのです。
身体に変化が現れるとALPの数値にも変化が現れるというわけです。
愛犬との長い時間を共にするためには飼い主さんの対応次第です。愛犬のためにも健康診断を定期的に受けることは大切ですね!
項目に異常値があったら獣医さんに相談をし病気の対策を行いましょう。
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