年を取ってくると、犬も人も目が見えにくくなります。白内障にかかって黒目が白くなっているワンちゃん、見かけますね。
できれば予防してあげたいとも思いますし、何か良い対策を知りたいと思っておられる飼い主さんは多いと思います。
うちのポメのぷぅちゃんも去年14歳になった途端、「黒目が白っぽくなっている」と家の中でわかりました。
今は15歳です。白内障だとはっきり言われたわけではありませんが、明らかに若いころと比べたら目の色や輝き方が違ってきています。
もしも愛犬が白内障になったらどんな治療が一般的にされているのか、手術は安全なものなのか。食事やサプリでよいものはあるのか。気になるところを調べました。
目次
老犬の白内障の原因は?
白内障は目の水晶体が白くなってくる病気です。年齢とともにだんだん進行します。白内障の原因は、水晶体のたんぱく質が変化して、濁ってくるからです。
遺伝的に発生することもあるそうです。その場合は若い犬(6歳以下)なので、10歳を過ぎてなんとなく目が白くなったなぁと感じたなら、遺伝ではなく老化によるものでしょう。
白内障自体は痛かったりしませんが、進行するとブドウ膜炎や緑内障など痛みが出る目の病気にかかることがあるそうです。やはり、放置はせずに、病院で診察してもらいましょう。
食事やサプリで予防したり、進行を遅らせることは難しいのですが、免疫を強くするという点では食事やサプリメントも多いに有効ですね。
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老犬の白内障の予防や対策治療について、目薬や手術は?
白内障は薬で完全に治すことは不可能です。早期発見すれば、目薬や飲み薬で進行を遅らせる治療をすることができると聞きました。
個体差によって症状が進むスピードも違うので、気が付いたらすぐに獣医さんに診てもらいましょう。でも白内障にはなかなか気付けないと聞きました。
それは犬がもともとあまり目が良いわけではなく、嗅覚や聴覚が発達していることでカバーできているからです。
白内障の早い段階では、犬が不自由な感じがしないので分かりにくいのです。しかも家の中では部屋の物の位置をよく覚えているので、全く不自由がないという場合も多いです。
視力が落ちていくと、段差がわからなくてつまずいたり、物にぶつかったりするときがあります。少しでも「あれ?」と思うことがあったら、病院に行くほうがいいですね。
老犬になったら、全身の健康診断を定期的に受けておくと病気を早期発見できます。
白内障が進行した時には、水晶体の濁りが半分くらいまでなら手術を受けて回復する可能性もあるそうです。
ただ、人の手術は短時間でできますが、犬は水晶体を取るのに時間がかかり、かなり専門的な病院でないと難しい手術となります。費用も1眼で約20万円以上はかかるようです。
老犬の白内障の進行を遅らせるために飼い主さんができることは?
予防は今のところかなり難しいのが現状です。なぜ白内障になるのかというところがまだはっきりわかっていないからです。
人間でも犬でもそうですが、どんな病気でもストレスは身体にダメージを与えます。となると、できるだけ酸化ストレスから守ってあげられるような食材やサプリがよいかもしれません。
代表的なものは、ビタミンC.Eを含む柑橘類やさつまいも、かぼちゃなど。野菜や果物に含まれるフィトケミカル(トマトのリコピンや緑茶のカテキンなど)。
野菜を以前から食べている犬はいいですが、いきなり始めるときは量を少なめから始めます、野菜の消化は苦手なので、茹でて柔らかくする方がいいです。
ニンジンなどはすりおろしも簡単ですね。またサプリメントとして、コエンザイムQ10は抗酸化作用を持っています。人も飲んでいる人が多いですね。
まとめ
老化による白内障は完全に治してあげることは困難かもしれません。食事やサプリを考えてあげたり、暮らしやすい環境の準備も年をとったワンちゃんには大事ですね。
けがをしないように、トイレなどの失敗がないように。また衰えてくる視力を補っている嗅覚を刺激するような匂いの良いオヤツや食事も楽しんでくれます。体調をよく観察して、毎日の生活をケアしてあげましょう。