“なんとなく愛犬の呼吸が苦しそう…。”
それってもしかしてアレルギー?風邪からくる鼻づまり?やはり老犬になると、老化現象で鼻づまりなる場合が多いですね。
実は犬も人間同様に鼻づまりを起こします!ワンちゃんは吸入も出来ないし、鼻がかめないから苦しいので、飼い主さんがそれに気が付いてあげないとかわいそうかもですね!
犬が鼻づまりを起こしている時の症状って、何か特徴があります。そして単に「あぁ、鼻がつまっちゃった!」ではなく鼻の病気だったりポリープが出来ていたり。
目次
犬が鼻づまりをして苦しそうな時の症状とは?
大体人間が起こす鼻づまりと同じような症状が出ます。
主に「鼻水・いびき・くしゃみ」の3点が症状にです。この症状によって呼吸がしづらそうに見えることも。これが軽い症状だとしても、愛犬が苦しむ様子を見るのはつらいですよね。
単なる鼻づまりならいいですが、もしかするとこれが病気の初期段階のサインかもしれません。
鼻づまりの簡単な判断方法
①愛犬の鼻の前に鏡をもっていきます (小さめの鏡の方が使いやすいです) ②鏡が鼻息で曇るか・曇らないのかをチェック ③曇れば鼻の通りは快調 少しだけ曇った、もしくは曇らないようなら鼻づまりの可能性有り |
上記の方法は単なる確認です。まずは”鼻づまりかもしれない”と感じたら獣医さんで診てもらうことを前提に行動しましょう。
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犬の鼻づまりの原因と考えられる病気とは?
1.鼻炎による鼻づまり
犬が起こす鼻炎は主にアレルギー性鼻炎、ウイルス感染などの感染症が原因とされています。私は人間だけど、ハウスダストアレルギーです。これと同じ症状が出て、鼻がつまったり鼻水が出たりしますが、犬も同じなんですね!
アレルギー性鼻炎の場合、ダニや花粉、ハウスダストなど原因は様々。それらの有害な物質が体内に入り、それを身体の外に出そうと働きかけます。
その働きによって鼻の粘膜が炎症を起こり、鼻づまりになってしまうって鼻詰まりの原因は犬も人間も一緒だったんですね!
2.腫瘍による鼻づまり
鼻の膣内に腫瘍ができると、それが鼻の穴を塞ぎ鼻づまりが起こります。腫瘍の場合は鼻炎の症状に合わせて、鼻血や鼻や頬の腫れが症状として現れます。
症状が悪化すると、鼻血による貧血や全身に痙攣が起こる事態に。腫瘍は特に8歳以上の高齢犬やコリーなどの長頭種に発症しやすいとされています。
3.歯周病による鼻づまり
歯周病が進行すると、上あごの炎症が徐々に鼻にも炎症が及ぼし鼻づまりが起こります。歯周病が原因の場合は鼻炎の症状に合わせて、発熱や食欲不振はが起こります。
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歯周病は全身疾患にも係わってくるという理由もわかりますね。歯周病による鼻づまりは特にミニチュアダックスなどの小型犬に発症しやすいとされています。
その他の原因としては、年齢によるものだったり異物混入、ポリープなどが考えられます。
老犬になると、鼻づまりもさることながらいろんな不調が出てきます!
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犬の鼻づまりの解消法
獣医さんのもとで適切な処置を受けたあと、少しでも症状を軽くするために以下の行動をおすすめします。
1.加湿器を利用し湿度を保つ
鼻づまりを起こしている時には部屋の乾燥は天敵です。加湿器を愛犬の側に持っていき、湿度を保ちましょう。主に冬ですね!
鼻づまりを起こした犬にとって快適な湿度は50〜60%です。加湿器がない場合は濡れたタオルを部屋に1枚干すだけでも加湿器の代用となります。
2.鼻周りを清潔に
鼻水が乾燥によって固まってしまえば鼻の穴が塞がり、呼吸が辛くなってしまいます。蒸しタオルや水で濡らしたガーゼやコットンで優しく拭き取ってあげてください。
さらに暖かい蒸しタオルを使用すると、血行も改善されて鼻づまりを一時的にも改善されます。アルコール用のウェットシートなど犬の嗅覚を刺激するようなものは使用するのはNGです。
さいごに、
犬の鼻づまりには様々な原因が考えられます。
鼻づまりも一過性のものでしたら心配ないのかもしれませんが怖い病気が原因で鼻づまりを起こしている子ももあります。気になったら獣医さんのもとで診察を受けてくださいね。
愛犬が深刻な病気を起こさないためにも飼い主さんが適切な対応をしましょう。愛犬のためにも少しでも症状を和らげることができたらいいですね。
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