愛犬の最期、考えただけでも悲しくなります。
命あるもの、いずれ来るとわかっていても、その時が来るのは怖いし、どうしてあげたら一番いいのか悩むと思います。
犬の最期を迎える前兆としてどんなことが予想できるのか、15歳を迎えた老犬の事を思うと知っておいたほうが良いのかなと思うようになりました。
そして、最期を後悔なく幸せに看取ってあげるのは、どうすればよいのか。体験された人の話も参考にして考えてみたいと思います。
目次
犬の最期の前兆と様子、亡くなる直前の行動とは?
どの犬にも共通するのかと言うと、そうではない行動もあります。絶対ではないということを頭に入れた上で、亡くなる前の行動をあげてみます。
食べ物を食べようとしなくなる
数日前に食べなくなった、あんなに食いしん坊だったのに拒否した…という話を多く聞きます。
体が衰弱してやせ細り好きな食べ物も食べないということは、もうすぐお迎えの時が来るということも・・・
散歩を嫌がる
大好きだった散歩に行きたがらない、足腰も弱って立てなくなります。
長く眠っている
老犬は睡眠時間が長いですが、亡くなる前にはより長くなり、意識がはっきりしなくなるようになる時もあります。
目に力がない
飼い主を見てはいても焦点が合わない感じです。
肛門が閉じない
最期に近づいたとき、この変化ははっきりしていたという人が多かったです。それまでと全く違って、だらんと伸びている状態です。
体温が低くなる
さわると身体がとても冷たく感じます。
けいれんが多くなる
呼びかけても反応がなくなり、けいれんが強まります。
寝たきりのまま下痢
多くの犬が亡くなる前にはかなりの下痢便をするようです。
普段とは違う行動をすることが多いと感じました。
以上のようなことをしたら、もう長くないのかなと覚悟ができて見送ってあげられるかもしれません。
ギリギリまで元気でいて欲しい
弱った老犬、少しでも元気になって欲しい。
そして少しでも長く一緒にいたい!
免疫を強くし健康な体になって欲しい!
老犬になった愛犬、愛情をこめて元気になりますように!
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老犬になって、目に見えて目はうつろ、手足の毛は薄くなる。
歩き方はトボトボ。
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前兆があまりなく、飼い主がいない間に逝ってしまう犬もいます。
うちの近所の16歳のワンちゃんは苦しむ様子もなく、眠るように亡くなったということでした。
また、犬が最期に鳴いたり吠えたりするということもよく聞くことです。
これは認知症が関係していて、犬も訳がわからなくなっているとありました。
なるべく穏やかに安心できるよう、そばにいてあげたいですね。
それから亡くなるまでほとんど声をあげない犬が最期、甘えるように鳴くこともあります。
きっとお別れを言っているのかなと感じられて切ない話です。
犬の最期の後悔のない幸せな見取り方
後悔しない看取り方というのはとても難しいことです。
ある人にとって後悔しなくても、別の人には大きな後悔になるかもしれません。
例えば、入院して点滴を受けている場合は夜間の急変に対応することができないかもしれません。
その時、飼い主は犬の最期に立ち会うことができません。
また無理に蘇生しなくてもいいと、病院から連れて帰り、家で看取るという人もいるでしょう。
老犬の自然死は犬が自分でその時を決めるのではないかと思ったりもします。
犬の最期の時をどう過ごすか、悩み、考えて出した答えはそれがどんなものであってもそれぞれの家庭で違うもの、正しいのではないでしょうか。
安楽死という選択があります。
私の知っている犬ではまだいませんが、海外ではけっこうあるものです。
愛犬が重い病気になって苦痛とともに生きる姿を見て、楽にしてあげたいと望んだとしても、それは深く犬を愛しているからだと思います。
大切にされて生きてきた犬は家族だから、簡単に出した結論ではないでしょう。
この選択も決して間違いではないと感じました。
犬は今を生きる動物と教えてもらったことがあります。
犬には過去とか未来とかは大した意味がなく、「今その時」しかないのです。
だから、調子が悪くてしんどい時に飼い主が優しくなでてくれたり、そばで声をかけてくれるその時が幸せでうれしいのではないでしょうか。
取り乱して泣いていたら、犬に悲しい思いをさせてしまいます。難しいけれど明るい気持ちで、最期まで温かく愛情を伝えなくてはいけないのです。
「この子に出来ることは精いっぱいやれた。」
と感じるぐらい、全力を傾けて看取ることができたらきっと後悔はない、いやそれでもするかもしれないけれど、最期の時間を一緒に過ごせたらそれが一番いいのかなと思いました。
まとめ~一緒に過ごす時間が幸せ~
ある程度の年齢になた老犬の飼い主さんは犬の最後の前兆の知識を頭に入れておくのも、おの時に慌てなくていいのかもしれません。
そして後悔のない看取り方と言うのは、愛情をかけてあげるという一言なのではないかと思います。
たとえたまたま愛犬の亡くなるその時に見取ることが出来なくても、今までの長い年月を一緒に愛情をかけて過ごしたことで愛するワンちゃんも気持ちが通じると思います。
愛犬が死後、虹の橋で飼い主を待っているという有名な詩があります。
愛犬家ならみんな知っているでしょう。
「お空組」という言い方で亡くなった犬たちを言うこともありますが、
きっと空から見守ってくれているという思いからです。
老犬になった子をもう見られないからと飼育拒否をするような人がいますが、一度家族に迎え入れたのなら、最期までしっかりとその犬生に関わってほしいと腹立たしく思います。
飼い主として役目をきちんと果たしてもらいたいです。
どのような看取り方でも、飼い主の選択は犬にとって一番良い選択のはず。まっすぐに命と向き合うことが大切なのだと思います。
大事な愛犬を亡くして寂しさや悲しみは消えないけれど、まっすぐ犬の最期を見届ける気持ちがあれば、一緒に過ごした時間こそが幸せなのではないでしょうか。