老犬の体調管理はたいへんだけど、飼い主さんの大切な仕事ですよね。
毎日必ずするおしっこの量や色から病気が発見ことが多いんです。
一番簡単に見つけることが出来る愛犬の健康のバロメーター。
うちのポメラニアンのぷぅちゃんは獣医師さんに
「最近おしっこの色が薄くないですか?」
と言われました。
検査の結果腎臓がちょっと良くないと後で判明しました。
老犬のおしっこの回数が増えて多くなっているときや1回の量
が多いのも病気のサインかもしれません。
おしっこの色がポイントとも聞くけれど、
元気な成犬だった時はあまり気にしてないものです。
そういえば最近色が薄くなったような…
これはよくないのかな?
白く濁ったら、
血尿に近いような色だったら、
どんな病気が考えられるのか。
尿の量や色や、回数など普段と違う異変の問題
について調べてみました。
目次
老犬のおしっこの量が増えて色が薄くなったのはどんな病気が考えられる?
高齢になると注意をしてあげたいおしっこ。
色や臭いををよく見てあげることで異変に気が付くことができます。
注意が必要なのは、おしっこの量が多く、色が薄い時。
色が薄いということは、水分量が多く大量に出ているということですね。
水分を取り過ぎている場合は病気が疑われます。
- 糖尿病
- 肝不全
- 腎盂腎炎(じんうじんえん)
- 高カルシウム血症
- 子宮蓄膿症
- 腎不全
- クッシング症候群
・老犬になったうちのポメがクッシング症候群と言われた!寿命の覚悟と注意点とは?
老犬に多いのは、慢性腎不全。
一見元気そうなのに、急に水をがぶ飲みし始めた!
その段階で治療しないと症状が悪化することもありえます。
また雌犬で避妊していない時は子宮蓄膿症があります。
子宮に膿がたまってしまう病気だそうです。
緊急手術の場合もあるので、おしっこがいつもと違う
元気がないなど異変に気が付いたら動物病院へ。
また夏に気を付けたいのですが、
体が熱くなると水を欲しがります。
まず環境にも注意して風通しの良い涼しい場所に
ワンちゃんの住処を作ってあげましょう。
次に一日の飲む水の量と尿量を量ってみます。
正常な犬のおしっこ量は、体重1kgあたり25~40mlだそうです。
人と同じでおしっこの量が増えればお水を飲む量が
増えているはずなので、
明らかに多飲多尿なら、尿検査を受けましょう。
老犬の頻尿も心配な病気かも!?
・老犬の頻尿の原因とは?粗相が始まった時は介護の始まり?
白濁した白い粒が混ざった尿はどんな病気が考えられる?
尿にいわゆる「膿」の成分が入っていると、
白濁することが多いそうです。
膿は白血球なので、腎臓から生殖器までの尿路の炎症や
疾患が考えられます。老犬がかかりやすいのは膀胱炎です。
膀胱炎が進行すると、尿が白濁し臭いもきつくなります。
血尿が出ることもあります。
他にも病気を併発する恐れがあるので、
早期発見し予防したい病気です。
雄犬より雌犬の方が細菌感染しやすいです。
排泄の時、地面につく回数が多いし、尿道が短いからです。
また冬場の寒い時にあまり水を飲まないと、おしっこが濃くなって
結石を作ることもあるそうです。
飲みすぎても怖いですが、全然水を飲まないようなら
飼い主さんも心配ですよね。
何とか水分をとらせるよう、ドライフードに水をかけるとか、
スープをあげるとか、対応を考えましょう。
雌犬の場合はおりものによるものかもしれません。
老犬になると、今まで以上に検査を受けてみることが肝心ですね。
・老犬の血液検査でわかること、基礎知識と料金について
犬の尿が黄色やオレンジ色は血尿?どんな病気が考えられる?
老犬の血尿に気が付いたときは、血が尿の始めからか、
最後から混じっているかを観察してみることが大切です。
それによって何の病気か判断する助けになります。
〇始めから血が混じっている場合、
腎臓疾患や慢性的な膀胱疾患などです。
〇最後の方だけ血が混じっている場合、
膀胱疾患の可能性があります。
また、尿路結石や前立腺肥大、前立腺炎、膀胱腫瘍
といった病気の可能性も考えられます。
玉ねぎやチョコレートは犬が食べてはいけないものですが、
それらをたべて血尿が出ることもあります。
ストレスを感じて血尿が出ることもあるそうです。
血尿は見た目でわかるほどの血が混じっているときもあれば、
うっすらピンク色のこともあり判断は難しいです。
透明で黄色の場合は健康です。
濃い黄色(オレンジ色)なら、水分不足と考えられます。
先にもありましたが、水分不足から水を飲み過ぎてしまいますので、
いつも新鮮な水を適量飲むように、工夫してあげましょう。
うちは1日に何回もお水を取り替えてます。
犬ってお水を新しくするとわかるみたいなので!
また老犬になると、のどの渇きに鈍感になるようです。
犬本人が水分不足に気が付いていないこともありますので、
人間側から水分を補給するようにサポートしたいですね。
まとめ
毎日おしっこは出るものですが、
おしっこをしない、おしっこをたくさんする等
極端な場合は病気にかかっていることもあります。
その量が明らかに多いな、少なすぎるなと感じたら、
また何か色が違う、
臭いが気になるなど異変に気が付いたら、
迷わず病院で検査してもらいましょう。
老犬は免疫も下がり、感染しやすいです。
普段からよく観察してあげる習慣をつけておきたいものでね。
健康診断を毎年受けているなら、尿検査も一緒にしておくと良いですよ。
調子が良い時のPH値がわかります。うちの犬も毎年尿検査していますよ。