老犬になって身体の心配をしているとき、「食欲がある間は大丈夫。」ということをよく聞きます。
高齢になったら、食べることは一番の楽しみでもありますから。それなのに、どんどん食欲をなくしていったら、それは心配の種。
犬の食欲不振は病気の可能性も考えられるのか?
衰弱していって、そろそろ老衰という覚悟をしなけれないけないのか?食欲はもう戻らない?
少しでも食べてくれるように、どんな工夫ができるのかということも元気な時から知っておくと慌てずすむかもしれません。
目次
老犬が食欲不振の原因はどんな病気がある?寿命が近づいているの?
寿命が近づくと水も飲まない、食欲も無くなると言います。もし我が家の老犬がそんな状況になって食欲がないとなると慌てます。
もしや衰弱していく時期になってしまったのか!?
と心配になりますよね。
老犬が食欲不振になった時、病気の場合とそうではない場合があります。
若い時にはガツガツ食べていた犬も年を取って食が細くなったとか、年齢のせいで仕方ないかなという場合も多いです。
でも、年齢だけではなく病気が原因という時には早く見つけてあげることが大切です。老犬に多く見られる病気で食欲不振が含まれるものをあげてみます。
肺炎、気管支炎、肝硬変、慢性腎不全、がん、歯周病、膀胱結石などで、食欲不振以外でも何か症状が出ますのでよく観察しておかしいなと思ったら、病院で相談しましょう。
病気のせいで食欲が減れば体重も減ります。10%くらいの体重減少があれば要注意と思ってください。
犬の健康チェックのために便利な「ウェルネスチェックシート」というものがあります。
獣医さんたちが提案しているものです。これを使って異常を発見する手だてにすることもできますよ。
老犬に何かを食べさせたい!で食欲が無くなった時の食事の工夫は?
食欲が落ちてきたときの工夫は、いろいろあります。
ドッグフードに香りの良いものをトッピングする方法は多いですね。今までフードだけだった子は少し足すだけでも目先が変わり食べてくれることがあります。
ささみやお刺身(お肉はさっとゆでるといいです)、カボチャやサツマイモをゆでてつぶしたもの、人参のすりおろし(犬は甘い物が好きです)、ヤギミルクをかけるなどです。
噛む力が衰えている子もいるので、フードは肉をゆでたスープなどでふやかしてあげるとか、ウェットフードと混ぜるという方法もあります。
手作り食なら、材料を煮込んだものを喜ぶ子もいるでしょう。
消化能力が弱っているため、一度の量が多いと辛いこともあります。便の様子などを見て、量を減らす代わりに回数を3回から4回の食事に増やすことで必要な栄養が取れます。
犬が消化しやすいたんぱく質は、卵、鶏肉、牛肉といったお肉類です。
ドッグフードの原材料に小麦やトウモロコシなどの穀物が多く含まれているようなら、消化がしにくいフードということです。
原材料の一番最初にお肉が書かれているようなフードに変えてみましょう。
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それから、もしかしたらご飯を食べるときに下を向いて食べるのが大変!
ということもあるそうです。台の上にご飯のおわんを置いてあげると食べやすいです。
老犬が食欲を無くした時、だんだん食べれなくなって衰弱していくの?
前庭疾患の症状が出た時など、グルグルめまいがしている状態なのでしんどくて食べられない場合もあります。
体力があれば1~2日絶食しても問題はありません。人間でもずっと寝ているばかりだとお腹もすきませんね。
ただお腹が減らない、気分が悪いだけの場合は空腹を感じたり調子が戻るとちゃんと食べられます。
老犬は一日に18時間くらい寝ているようです。筋肉も減ってきて、内臓の働きも弱くなっているので代謝が落ちています。必要な栄養量も少なくなります。
寝たきりになった時は、特に食べやすいように工夫がいります。流動食をシリンジであげたり、気管に入らないように姿勢にも注意して喉元をさすってあげたりしましょう。
病気を抱えていたり、また老化が進んでいるときでも、食べ物だけでなく水も飲めなくなったら、覚悟しなくてはいけません。
その子の体力にもよるので、一概に寿命を何日と決められるものでもありませんが、最期の時まで大好きな家族のそばで過ごさせてあげられたらいいのかなと思います。
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まとめ
うちの15歳のポメのぷぅちゃんも14歳になるまで病気知らずで元気いっぱいでした。15歳になったシニア犬の今も前ほどではありませんが年齢の割に元気で食欲いっぱいです。
でももっと高齢犬になったら、いつか食欲不振に悩む日が来るかもしれません。
病気の前触れかどうかをよく観察しつつ、老化によるものならサポートしてあげられるように幅広く知っておくと少しは安心だなと思いました。
「犬は最期の時を自分で選ぶ」と聞いたことがあります。老犬は食欲も自分で決めているのかもしれませんね。